PMR法とは?
PMR法とは、「傷が小さくて済む治療法」として注目されている方法です。小さな切開部からSCカニューレという特殊な医療機器を挿入し、2大汗腺を確実に処理してわきが・多汗症の症状を改善していきます。
2000年に日本で開発された比較的新しいワキガ治療法で、医師である石井良典氏が、東京女子医科大学の若松信吾教授のグループと共同で開発したのがこの手術法で、手法としては先に世に出たクアドラカット法と同様です。のちに石井医師が自身のクリニックで手術方法・麻酔方法・器具などを改良して技術を確立させました。国内で行われているメスを使ったワキガ治療のなかで、傷が小さい治療法とされています。
PMR法は、ワキガの臭いの元となるアポクリン汗腺の密集度によって2つの治療方法を選ぶことができます。
アポクリン汗腺の組織範囲が比較的、狭い範囲に集まっている、いわゆる軽度~中度のワキガにおすすめなのが、1点式と呼ばれる治療法。わき毛の生える範囲の周囲のうち、どこか1か所を切開することで汗腺の組織を破壊することが可能です
一方、アポクリン汗腺の組織範囲が広く、中度~重度のワキガの人の場合は、2点式と呼ばれる治療法がおすすめ。わき毛の生えている範囲よりも一回り広くし処置範囲を取って、2か所を切開し、汗腺組織を除去します。[1]
傷が小さく済むワキガ治療法として注目
PMR法は、2種類の器具を使って汗腺を取り除く手術法です。最終段階で汗腺の取り残しがないかチェックしてくれます。
傷口はわずか4ミリ程度。体への負担が少なく、日帰りで手術できることが特徴です。
2大汗腺と呼ばれるアポクリン汗腺とエクリン線の両方を除去するため、再発の恐れもほとんどありません。さらに、同時に永久脱毛の効果もあるので、女性にとっては嬉しいポイントですね。
保険が適用されないため費用は高めですが、クリニックによってはキャンペーンで割引されていることもあるようです。
PMR法の流れ
まず脇毛が生えている範囲の周囲を切開します。切るのは4~5ミリほどの大きさの傷1ヶ所だけで、脇のシワに沿って切開するのでほとんど目立ちません。
切開した場所からPMR法独自の特殊な器具を使い、汗腺組織と脂肪をすべて吸い出します。次にSCカニューレという器具を使い、最初の器具で吸い出せなかった細かい汗腺組織を除去。SCカニューレはカバー付きの刃のため、皮膚を傷つけることがありません。電気シェーバーのような動きで残った汗腺を取り出していると考えると良いでしょう。
SCカニューレによって汗腺組織を取り出した後は、目視で取り残しがないかを確認して、手術終了です。
PRM法は自由診療ではないので、保険を適用することができません。ですので、100%の手術費がかかります。PRM法の手術相場は300,000万円〜400,000万円となっており、大手のスキンクリニックでは、300,000万円となっています。他院を調べたところ、PRM法を取り扱っているクリニックは少ない傾向にあり、スキンクリニックの料金が相場となっています。
PRM法自体がかなり繊細な施術になります。ですので、施術時間は半日ほどかかります。他のワキガ治療で長くても1時間〜2時間ですので、それらと比べると、施術時間は長くなります。それに、PRM法を施術した後は、術後の経過を確認しなければならないので、3回ほど通院しなければなりません。アフターケアが大事な施術法になりますので、通院が必要となっています。
PRM法のダウンタイムは、施術後1週間は安静が必要になります。ですので、もしも重いものを持ち上げたり、腕をあげたりするような仕事の場合は、休まなければなりません。しかし、肘から下は自由に動かせるので、デスクワークや簡単な家事であれば、翌日から復帰することができるでしょう。一週間経てば、仕事に復帰することができますよ。
PRM法は再発の恐れが少ないことから注目されているワキガ治療法になっています。しかも、切る手術であるにも関わらず、傷口が4cmとかなり小さいので、傷跡もほとんど残りません。再発率は低く傷跡は残りにくい、メリットの多い治療法。デメリットといえば少々料金が高いことくらいでしょう。
PMR法には、主に3つのメリットがあります。
PMR法は汗腺を除去するほかの治療法とは違い、治療の最終段階で汗腺の取り残しがないかしっかりとにチェック。そのため、ワキガの程度に関係なく対応することができます。
ニオイの原因となる汗腺を除去するうえに最終段階でもチェックを重ねるので、ワキガが再発する可能性が極めて低いといわれています。
PMR法を用いて手術を行う場合は、わずか4~5mm程度の傷しかできません。術後に傷口が目立つことはほとんどなく、時間が経つにつれて目立たなくなっていきます。
一方で、PMR法には主に3つのデメリットがあります。
PMR法の効果には個人差があります。スキルが求められる治療法なので、医師の経験値によって効果に違いが出ることは否めません。
切開する手術法なので、ダウンタイムは1週間ほど必要です。治療後は脇を固定しなければならないので、動きが制限されます。
治療費は30万円と高額です。保険が適用されないため、費用が高額になってしまいます。
PMR法は現在あるワキガの手術法としては「傷が小さく済む治療法」として、大学病院などから注目されている方法。治療範囲もその人の症状に合わせて選択ができるので、ワキガの症状が軽度~重度の人まで対応することができます。
皮膚へのダメージを最小限に抑えられるように開発されていますので、手術法の中でも体への負担が少ないのが特徴。傷跡も小さく、しわに沿って切開されることもあり、剪除法のように目立つこともないので、術後の審美性を心配される方にも適しているといえます。プラスして永久脱毛の効果も得られますから、脱毛を考えている人には一挙両得になるかもしれませんね。
ダウンタイムは術後1週間の安静が必要とされていますが、簡単な家事や事務職のような軽い仕事なら、翌日からはじめることが可能。一時的に皮膚が硬くなり腕が動かしにくくなることがありますが、生活への制限はあまりありません。
社会人になる前に手術を受けました
学生の時から長い間、ワキガと多汗症で悩んでいました。そこで社会人になるのをきっかけに、その前に手術しようと決意してPMR法を受けました。
術後の安静が保てなかったせいもあって、血腫ができてしまいましたがこれも徐々に引いていくそうです。
再発率0を怪しいと思っていたが…
重度のワキガであると、横切るだけで嫌な顔をされる。私はそんな重度のワキガを患っていました。
それが本当にコンプレックスで、学生の頃が直したいけどお金がないともどかしい気持ちでいっぱいでした。
しかし社会人になったというのもあり、お金に余裕ができたのでPRM法を受けることにしました。
再発率0は怪しいと思っていましたが、手術から1ヶ月経った今でも、PRM法を受けてよかったと思っています。
高額でしたが200%満足しています
2カ所を切開する方法で、PMR法でのワキガ治療を受けました。手術への不安もありましたが、カウンセリングでしっかり説明してもらえたので、不安なく手術に臨めました。
術後1年が経ちますが、傷跡は気になりませんし、治療費は高額でしたが、結果には200%満足しています。
服の色を気にせず着られるようになりました
手術前は電車に乗ったときや人ごみのなかにいるときに脇のニオイを気にしていました。PMR法で手術を受けたところ、傷も目立たず、どちらかというときれいなレベルです。
残る傷跡のことを考えて選んだ施術法でしたが、PMR法を選んでよかったと思いました。
ニオイを気にしなくて済む生活を手にいれました
切開部分が最小限で済むと聞いたのでPMR法で手術を受けました。手術の後は、周囲の方にも「いい香りがしますね」と服の香りを褒められるように。
住所 | 埼玉県さいたま市大宮区宮町1-36 見留ビル3F |
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アクセス | JR「大宮駅」東口より徒歩4分 |
診療時間 | 10:00~19:00 日曜休診 |
TEL | 0120-58-9696(全国共通) 048-646-0233(大宮院直通) |
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日本形成医外科学会の専門医でもある院長の南部医師が、カウンセリングからアフターケアまで一貫して対応しているクリニック。
複数の治療法に対応しており、特にウルセラドライやマイクロニードルドライ、ペアドライなど、切らない施術に特化しているところが特徴です。
中でもペアドライは小さなお子様にも対応できるワキガ治療機器。再発しやすい子供向けに、一定額で何度でも再治療を受けられる保障制度が設けられている点も注目です。
さくらビューティクリニックでは、ワキガ・多汗症治療をはじめ、美肌やエイジングケア、顔・ボディ・医療痩身や医療脱毛、など様々な診療を扱っています。
わきが治療においては、保険適用が認められている、「剪除法」も行っており、患者の希望に合わせた治療方法を提案してもらえます。
「剪除法」は、ワキの皮膚をしわに沿って切開して、目視でワキガの原因である汗腺を切除する方法で、ポピュラーな治療法でもあります。
どんな治療がいいかお悩みの方に向けて治療料金や目的別にも治療方法を一覧で見れるようにしているので、チェックしてみてくださいね。
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