ワキガは、腋臭症という名称で厚生労働省に病気として認められています。クリニックなどで、医師から腋臭症と診断されると保険治療を受けられます。診断は、問診と腋の臭いを確認することなどで行われます。腋の臭いは、腋にガーゼを挟みガーゼを確認することで行うことが多いようです。医師による診断で腋臭症と認められない場合、保険治療は受けられません。軽度~中度のワキガは保険治療を受けられないことが多いと考えられています。保険治療を受けたい方は、医師の診断を受けるところから始めてみてはいかがでしょうか。
保険治療の魅力は、基本的に3割負担で治療を受けられることです。自由診療に比べ、治療にかかる費用をグッと抑えることが出来ます。また、脇の皮膚を切開して反転してからアポクリン汗腺を切除する反転剪除法という手術を受けられるので、重度のワキガであっても効果を期待できます。
一方で、治療の選択肢が少ないので、手術を受けたくない方、軽度で手術を必要としない方には適していない可能性があります。同様に、傷が残りにくい手術を受けたい方などにも適していません。
保険治療にデメリットはあるものの、治療費を抑えながら治療を受けられる点は魅力です。興味のある方は検討を進めると良いでしょう。
ワキガの治療は、どんな場合にも保険が適用されるわけではなく、3つの条件を満たす必要があります。一つずつ見ていきましょう。
一つ目の条件は、選んだ病院やクリニックが、保険適用でワキガの治療を行っていることです。全ての病院でワキガの保険診療を行っているわけではなく、自由診療の施術方法のみを取り扱っているケースも少なくありません。また、同じ治療方法であっても、病院やクリニックによって、保険が適用されるかどうかが異なる場合もあるため、まずは保険適用でワキガの治療を受けられる病院を選ぶ必要があります。
二つ目の条件は、保険適用の対象となる治療方法を選択することです。ワキガの治療方法には、剪除法や吸引法、ミラドライなど、さまざまなものがありますが、基本的には保険が適用されるのは、剪除法と吸引法のみです。例えば、ワキに傷を残さないために、切らずに治療ができるミラドライをどうしても受けたいという場合には、保険適用を諦めなければならないでしょう。また、病院によって保険治療の対象となるメニューが異なケースもあるので、希望の治療方法を保険適用で受けられるか、必ず確認を行うようにしましょう。
ワキガの保険治療を行っている病院であっても、誰でも保険が使えるわけではありません。医師によって、治療を受ける必要があるワキガであると認められる必要があるのです。 ワキガの診断は、耳垢の状態と、ワキの臭いによって行われます。治療を受ける本人の耳垢が湿っており、さらに、両親も耳垢が湿っている、もしくはワキガである場合、腋臭症という診断がされます。腋臭症と診断された場合、実際にどの程度の臭いがするのかというガーゼテストを行います。ワキにガーゼを挟んだ状態で汗をかく様な運動を行い数分間置いてから、医師が臭いをかぐことで、そのレベルをチェックします。ガーゼによるテストの結果、ガーゼが臭わない、もしくは臭いがごくわずかである場合には、手術を行わなくても、制汗剤やボトックスなどで症状を抑えることができるとし、保険適用で手術を受けることはできません。
治療が必要なワキガであると認定してもらうためには、ワキが臭う必要があります。診断を受ける直前にシャワーを浴びたり、デオドラントスプレーやボディシートを使用したりすることで臭いを消してしまわないようにしましょう。また、体調によっては診断時に臭いがあまり出ない可能性もあります。その様な場合に備え、臭いがついたり、汗で黄ばんだりした衣類を持っていくのもいいかもしれません。
剪除法は、ワキガの治療の中でも特に効果がある方法として知られています。具体的な治療方法は、脇のシワに沿って約2~3cm程度、切開し、その切れ目から皮膚を反転。臭いの元となるアポクリン汗腺を直接、確認しながら手作業で取り除いていきます。
剪除法のメリットとして次のようなことが挙げられます。
皮膚を切開して目視で確認しながら治療を行うため、他の治療に比べて除去のし忘れなどが少なくて済みます。ですので、効果が期待できます。
剪除法は、皮膚の裏側を直接、見るのでアポクリン汗腺だけでなく、エクリン汗腺も確認することができます。エクリン汗腺は、多汗症などの原因となる汗腺なので、このエクリン汗腺を取り除けば、脇の下から出る汗の量を減らすことが可能です。
また毛根の除去もすることができるので、脱毛の効果も得られます。
一方、デメリットは、傷が残ってしまうこと。以前に比べ、切開する幅は短くなってきていますが、それでも2~3cm程度の切開が必要です。[1]
リラックスした気持ちで治療ができました
先生も看護婦さんもとても優しく、おかげで手術当日は緊張がほぐれました。保険がきいたおかげで、費用があまりかからず治療できて良かったです!
思ったよりも傷跡がきれい!
学生の頃から悩んでいたワキのニオイ…。それが4万円くらいで治療できたんです!傷跡はのこったものの、予想以上に綺麗なので満足しています。
思い切ってオペを受けてよかったです!
リスクも含めてわかりやすく説明してくださり、保険適用で受けられるので思い切って手術を受けました。手術中は局所麻酔が効いていたため痛みはなく、時間とともに痛みが少し出てきましたが我慢できる範囲です。
親身に相談に乗ってくれる先生で安心
どんな風に治療が行われるのかと動画を見て、逆に不安になりました。しかし先生が私の不安をきちんと受け止め相談に乗ってくれたのと、保険も適用されたので安心してお願いできました!
吸引法も、剪除法(皮弁法)と同じく一般的なワキガの治療法です。吸引法は、わきの下の皮膚を数ミリ切開して、カニューレという管(医療機器)を挿入し、臭いのもとになるアポクリン汗腺などをかきとりながら吸引する治療法です。剪除法(皮弁法)に比べ手術手技が簡単な治療といわれています。手術にかかる時間は、片側で40分程度、両側で1時間程度です。
吸引法のメリットは、切開の幅が小さいので傷が残りにくい、目立ちにくい点です。また、傷口が小さいので回復にかかる時間が短い点もメリットとして挙げられます。対するデメリットは、医師が目視で確認してアポクリン汗腺などを取り除くわけではないので汗腺が残りやすい点です。どの程度の効果を得られるかはケースにより異なりますが、吸引法では30~40%しか改善できないと考えられています。再発率が高いので、再治療が必要になることもあります。
剪除法(皮弁法)に比べると期待できる効果は劣りますが、傷が残りにくいメリットなどがあります。保険を適用できれば安価に行えるので、術後の傷が心配な方は候補に加えるとよいかもしれません。メリットとデメリットをよく考えたうえで、どちらを選ぶべきか検討してみてはいかがでしょうか。
待ち時間が短く対応も丁寧でした
治療は緊張しましたが、先生方の対応や説明がとても丁寧でやさしかったので、安心して治療を受けられました。待ち時間が短かったので、ストレスを感じることはあまりなかったです。
美容外科形成外科「川崎中央クリニック」では、治療の効果を感じられなかった方向けに安心保障制度が用意されています。2回目の治療が必要な場合には保証が受けられます。詳しくはクリニックページをご覧ください。
自分にとって最適な治療法が選べました
他のクリニックに相談した際にはそのクリニック一押しの治療法しか提案してもらえず…。こちらはしっかりと話をよく聞いてくれて私に合った治療法を提案してもらえました。思っていたよりも手術時間もかからず、麻酔をしていたので痛みもありませんでした。
院長とスタッフがとにかく丁寧
長年ワキガに悩んでいました。恥ずかしさから、なかなかクリニックに行けなかったのですが、とにかく院長とスタッフが丁寧に対応してくれたので安心して治療ができました。こちらの不安についても一つ一つよく確認してくれただけでなく、全く知識のない私が理解できるまで手術に関する説明もしてくれたので、納得した上で治療ができたのはうれしかったです。
長年の悩みから解放されました
思い切って手術に踏み切りました。良い点だけでなく、リスクについてもしっかり教えてもらえたので、信頼した上で治療に取り組めたと感じます。もっと早く決断しておけばよかったと思いました。対応もとても丁寧で院長やスタッフの方にはとても感謝しています。
気になる臭いを消すためにデオドラント製品などを使っていませんか?そのような一時的な対策では根本の解決はできません。再発しない治療を通じて根本から解決しましょう!おすすめの治療はこれ!
日本形成医外科学会の専門医でもある院長の南部医師が、カウンセリングからアフターケアまで一貫して対応しているクリニック。
複数の治療法に対応しており、特にウルセラドライやマイクロニードルドライ、ペアドライなど、切らない施術に特化しているところが特徴です。
中でもペアドライは小さなお子様にも対応できるワキガ治療機器。再発しやすい子供向けに、一定額で何度でも再治療を受けられる保障制度が設けられている点も注目です。
さくらビューティクリニックでは、ワキガ・多汗症治療をはじめ、美肌やエイジングケア、顔・ボディ・医療痩身や医療脱毛、など様々な診療を扱っています。
わきが治療においては、保険適用が認められている、「剪除法」も行っており、患者の希望に合わせた治療方法を提案してもらえます。
「剪除法」は、ワキの皮膚をしわに沿って切開して、目視でワキガの原因である汗腺を切除する方法で、ポピュラーな治療法でもあります。
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