内服薬・外用薬とは?
ワキガの治療では、内服薬や外用薬が処方される場合があります。
基本的には汗の量を軽減する「制汗」作用のあるお薬ですが、他に細菌の繁殖を防ぐ作用のものや、自律神経に働きかけるお薬も使われています。
代表的な内服薬は「臭化プロパンテリン」。保険が適用されるので比較的安価に手に入れることができる薬です。汗の分泌を抑えて臭いを軽減させる働きがあります。多汗症の人によく処方されている薬でもあります。
処方の前には医師が診察を行ないます。医師が直接臭いを嗅ぐか、ワキを拭いたガーゼの臭いを嗅いで、ワキガかどうかをチェック。ワキガだと診断されたら、薬を処方してもらえます。
内服薬・外用薬は、皮膚科や形成外科、美容外科といった医療機関でのみ処方してもらえる薬。ドラッグストアなどで売られている商品は汗の臭いを抑えるものなので、ワキガの臭いを抑えたいなら医療機関の薬が適しています。
ただし、内服薬・外用薬もワキガを完治させることが目的ではありません。あくまでも汗を抑えたり、臭いを軽減させたりすることが目的です。
ワキガ治療方法ワキガが軽度・お子さまに向いているワキガ治療
ワキガの治療薬は主に内服薬と外用薬があり、医療機関でのみ処方されます。完治を目指すのではなく、汗や臭いを抑えることが目的。保険が適用されるため費用が安く済みますし、飲むだけ・塗るだけと手軽なので、軽度のワキガの人や子どもに向いている治療法です。
内服薬・外用薬の処方
まずは医師が臭いをチェックして、ワキガかどうか診察。臭いをチェックする際は、直接嗅ぐか、ガーゼでワキを拭いてそのガーゼの臭いを嗅ぐか、という方法が取られます。ワキガの治療薬は完治が目的ではなく、臭いや汗を軽減させることが目的なので、定期的に通院して薬を処方してもらう必要があります。たくさん飲んだり塗ったりしたからといって効果を得られるわけではないので、医師の指示に従って正しく服用するようにしましょう。
ドラッグストアなどで販売されている制汗剤には、汗腺を塞ぐことで臭いを防ぐものと、分泌された汗を殺菌や消毒することで臭いを抑えるものとの2つに分けることができます。では、含まれる成分にはどのようなものがあり、どのような効果があるのか見ていきましょう。
塩化アルミニウム
塩化アルミニウムは、制汗効果の高い物質で海外の製品に多く含まれています。以前までは、日本の製品にも使われていましたが、肌への安全性が懸念されていることや、法律で含有量が決められているなどの理由で、近年では日本の製品にはほとんど含まれていません。
クロルヒドロキシアルミニウム
塩化アルミニウムの代わりに日本の製品でよく使われているのが、このクロルヒドロキシアルミニウム。塩化アルミニウムほどの効果は期待できませんが、汗の量を抑えることができます。
銀イオン
銀イオンは、汗に含まれている細菌を死滅させる役割があり、制汗作用というよりも、分泌した汗を分解する細菌にアプローチする成分です。
ミョウバン
ミョウバンは、菌の繁殖と汗の分泌を両方とも抑える作用がある成分。食品としても用いられます。ミョウバンを水で溶いた「ミョウバン水」をそのまま塗るだけで、多汗症などには効果が見込まれます。[1]
使用される薬剤によって差がありますが、およそ2,000円~5,000円くらいが相場です。内服薬と外用薬がここまで安いのは、医療機関で処方されたものであれば、保険が適用されることが理由です。軽度のワキガである場合には、低価格で購入できる内服薬または外用薬で臭いの元にアプローチすることができるでしょう。ちなみに、市販で購入できるものであれば、2,000円以下で購入できるものが殆どです。
内服薬や外用薬の施術時間は、5分ほどでしょう。ご自分で飲むか塗るだけの施術になります。ですので、内服薬または外用薬の1回の服用時間は5分ほどでしょう。
内容薬または外用薬のダウンタイムは平均で4時間程度です。内服薬の場合は、朝昼晩に食後に飲むことであったり、外用薬では1日に1回程度のものもあります。外用薬のダウンタイムはあまり注意することがありません。しかし、内服薬の場合は、併用してはいけないものもありますので、注意しましょう。
内服薬や外用薬の再発率は高いと言えるでしょう。なぜなら、内服薬と外用薬はワキガを完治させるのではなく、汗を抑える効果があるだけだからです。ですので、根本的なワキガ完治にはなりません。効果が切れればその都度で服用しなければならないので、再発率は100%と言えるのです。
内服薬・外用薬には、主に3つのメリットがあります。
外用薬の制汗作用に即効性があることはイメージができると思いますが、内服薬もまた即効性を発揮します。服用して1時間後には、制汗効果を実感できるでしょう。
内服薬・外用薬は、ワキガへの効果は限定的であるものの、多汗症への効果は高いと言えるでしょう。ワキ汗の量が減ることで、ワキガの臭いも多少は軽減されることがあります。
内服薬の服用、または外用薬の塗布だけなので、手術や注射による治療に比べて、とても手軽にワキガ・多汗症対策ができます。
一方、内服薬・外用薬には主に3つのデメリットがあります。
内服薬・外用薬、ともに汗を抑える薬です。ワキガの原因であるアポクリン汗腺の働きを軽減するものではありません。ワキ汗を抑えれば、ある程度はワキガの臭いも軽減しますが、完全に臭いをなくすことはできません。
内服薬は、ワキ汗だけではなく、全身の体液の分泌を抑えます。唾液の分泌も抑えられることから、頻繁に水分を欲するなどの副作用が現れます。
処方される外用薬は、主成分である塩化アルミニウムの濃度が高いため、人によってはかぶれや肌荒れを起こす恐れがあります。
内服薬・外用薬によるワキガ・多汗症治療は、お薬で発汗作用を抑制していく方法。多汗症でお困りの方に向いている治療法ですが、汗の量を減らすことでニオイの軽減も得られることから、わきがの治療としても取り入れられています。しかしニオイの軽減は二次的な効果なので、症状が軽度の方に適しているといえるでしょう。
また成長過程にあるお子様の場合、体のことを考え、まずは内服薬・外用薬の使用で、症状の軽減をしていくことが多いようです。お薬の塗布や服用で症状を抑えますので、他の治療法に比べ手軽ですし、ダウンタイムや傷跡の心配もありません。ですので本格的な治療を躊躇されている方や誰にも気づかれずに治療をしたい、という方にも向いている方法だと思います。
ただ副作用のリスクは考えなければなりませんし、根本的に完治させる治療法ではないため、いずれ手術など他の治療法を受ける必要が出てくる可能性もあります。
赤や青の洋服も着られるようになりました
以前からワキ汗に悩んでいて、洋服も汗ジミが目立つ赤や青は避け、黒ばかりを着用していました。
クリニックで処方してもらった制汗クリームを使い始めてから、徐々に汗の量が減り始め、今は自分の乾いたワキを信じられない気持ちでみています。もう赤や青といった洋服も、気にせず着られるようになりました!
効果が切れれば飲むを繰り返さなければならない
私は軽度のワキガを患っています。汗をかいても周りにバレるほど匂いがするわけではありません。しかし、私自身かなり気にしてしまいます。
ですが、手術するまででもないと考えている私にとって、ワキガ対策といえば、内服薬や外用薬を処方してもらい利用することしかいないのです。効果もありますし、安いのでそこは助かっていますが、薬がなくなれば処方してもらうために通院するのは面倒です。
軽度のワキガなら手術する必要はなし!
私は軽度のワキガで、大量に汗をかけば少しワキガ臭が漂う程度です。ですので、薬の服用のみ匂いの元にアプローチしています。
手術も考えたのですが、費用もかかるし、とにかく不安なので薬を病院で処方してもらい、利用しています。軽度のワキガを患っている方にとっては、手術する必要はありませんよ。なぜなら薬だけで匂いを抑えることができるからです。
仕事や社会生活が自信を持って臨めるように!
長年ワキ汗に悩まされてきました。ワキ汗をかく、お風呂に入る、体が乾くまもなくまたワキ汗をかく…。
そんな無限ループのような生活をしてきましたが、クリニックの制汗剤で変わりました。ワキ汗を気にしなくて良くなってから、仕事はもちろん普段の社会生活にも自信を持って臨めるようになりました。
汗ワキパッドがいらなくなった!
汗ワキパッドを使ってもシャツに汗染みができるほど汗っかきです。特にワキは、季節関係なく何もしなくても腕に汗が流れ落ちるレベルだったのですが、塗り薬を使うようになってから気にならなくなりました。精神的に楽になるので、試してみて良かったです。
何しても止まらなかった汗がピタリと止まった
40代を過ぎたころから汗の量が増えて、制汗剤や汗ワキパッド、しまいには男性用の制汗剤にも手を出してなんとか汗を抑えていました。それでもおさまらず、ハンカチをあてて外出する日も…。そんなときにインターネットで塗り薬があることを知って使い始めました。使ったその日から汗がピタっと止まり、嬉しくて涙が出そうになったほどです。同じく汗で悩んでいる人にはぜひ試してほしいですね。
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アクセス | 地下鉄「六本木駅」から徒歩3分 |
診療時間 | 10:00~19:00 年中無休 |
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アクセス | 東京メトロ銀座線・半蔵門線「三越駅前」A4出口より徒歩2分 COREDO室町並び |
診療時間 | 10:00~14:00 15:00~20:00(月水金) 10:00~14:00 15:00~19:00(木) 10:00~15:00(土日祝) 火曜日休診 |
予約TEL | 03-6825-1712 ※完全予約制 |
気になる臭いを消すためにデオドラント製品などを使っていませんか?そのような一時的な対策では根本の解決はできません。再発しない治療を通じて根本から解決しましょう!おすすめの治療はこれ!
日本形成医外科学会の専門医でもある院長の南部医師が、カウンセリングからアフターケアまで一貫して対応しているクリニック。
複数の治療法に対応しており、特にウルセラドライやマイクロニードルドライ、ペアドライなど、切らない施術に特化しているところが特徴です。
中でもペアドライは小さなお子様にも対応できるワキガ治療機器。再発しやすい子供向けに、一定額で何度でも再治療を受けられる保障制度が設けられている点も注目です。
さくらビューティクリニックでは、ワキガ・多汗症治療をはじめ、美肌やエイジングケア、顔・ボディ・医療痩身や医療脱毛、など様々な診療を扱っています。
わきが治療においては、保険適用が認められている、「剪除法」も行っており、患者の希望に合わせた治療方法を提案してもらえます。
「剪除法」は、ワキの皮膚をしわに沿って切開して、目視でワキガの原因である汗腺を切除する方法で、ポピュラーな治療法でもあります。
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