多汗症とワキガは、汗とニオイ悩みとして一緒に名前が挙がるため、違いがよくわからない方が多いです。
どちらも違う症状で、適した治療法にも違いがあります。正しく治療するためにも、多汗症とワキガの違いを知っておきましょう。
多汗症とは?多汗症とワキガは、同じ汗が原因の病なので一緒だと思っている人も少なくありませんが、全く別の病気です。ですので、脇の汗の量が多いからといって必ずしもワキガというわけではありません。では具体的にどのように違うのか解説していきます。
ワキガとは、アポクリン汗腺という汗腺から分泌される汗が、肌にいる細菌によって分解されることで異臭を放つ病気のことです。アポクリン汗腺は誰にでもある汗腺ですが、その数が多いとワキガになりやすくなります。
世界的にみると日本人は比較的、ワキガの人の数は少なく約10人に1人ぐらいの割合です。ワキガの原因は、親による遺伝や食生活など様々な要因があります。
一方、多汗症は文字通り、多く汗をかくこと。臭いの有無は関係ありません。多汗症の人の汗は、エクリン汗腺という汗腺から分泌され、どちらかというとサラサラとした汗が出ます。
汗は、基本的に体温調節の役割をしているので、体温が上昇した時に分泌されるのが一般的ですが、特に汗が出るような状況でもないのに大量の汗が出るのが特徴です。
発汗する箇所は、脇の下、手のひら、足の裏などが多く、緊張しやすい人や肥満の人が多い傾向にあります。
多汗症かどうかに明確な基準はなく、患者の主観によるものがほとんどです。[1]
ニオイと汗の元である2つの汗腺(アポクリン汗腺、エクリン汗腺)に、特殊な高周波をピンポイントで当てて治療していく方法です。汗腺のみを治療するので、ほかの重要な神経や組織を傷つけることはありません。切開をしないため圧迫固定の必要がなく、治療後はいつも通りに過ごすことができます。
ワキ汗の元となる、汗腺の働きを抑制する治療法。ワキ汗が過剰に出て半年以上経っていたり、多量なワキ汗が原因でいつも通りの生活が送りにくい…など「原因不明な重症の多汗症である」と診断された場合のみ、保険が適応されます。効果はだいたい短くて6カ月、長くて1年ほど。根本的な治療をしたい人には向いていません。
水分に反応するマイクロ波を利用し、汗腺を熱で治療していく方法です。多少腫れを引き起こすこともありますが、ビューホットと同様にダウンタイムが短く、会社勤めや忙しい人でも長いお休みを取らずに治療を受けることができます。
川崎中央クリニック
ワキガ・多汗症治療に定評のあるクリニックです。多汗症の治療には、ビューホットを提供。狙い撃ちで高周波を照射することができ、正確にエクリン腺を熱変成させるので、他の組織にダメージを与える心配がないことが特徴です。
聖心美容クリニック
多汗症を専門に治療を行っています。多汗症治療におこなわれているのが、ボトックス注射。ボツリヌス菌の毒素から生成されたボトックスは、汗を抑える効果があるので多汗症治療に向いています。
秋葉原フロンティアクリニック
多汗症にも有効なミラドライの専門クリニック。ワキにマイクロ波を照射することで、エクリン腺に熱ダメージを与えて働きを抑制します。
気になる臭いを消すためにデオドラント製品などを使っていませんか?そのような一時的な対策では根本の解決はできません。再発しない治療を通じて根本から解決しましょう!おすすめの治療はこれ!
日本形成医外科学会の専門医でもある院長の南部医師が、カウンセリングからアフターケアまで一貫して対応しているクリニック。
複数の治療法に対応しており、特にウルセラドライやマイクロニードルドライ、ペアドライなど、切らない施術に特化しているところが特徴です。
中でもペアドライは小さなお子様にも対応できるワキガ治療機器。再発しやすい子供向けに、一定額で何度でも再治療を受けられる保障制度が設けられている点も注目です。
さくらビューティクリニックでは、ワキガ・多汗症治療をはじめ、美肌やエイジングケア、顔・ボディ・医療痩身や医療脱毛、など様々な診療を扱っています。
わきが治療においては、保険適用が認められている、「剪除法」も行っており、患者の希望に合わせた治療方法を提案してもらえます。
「剪除法」は、ワキの皮膚をしわに沿って切開して、目視でワキガの原因である汗腺を切除する方法で、ポピュラーな治療法でもあります。
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なるほどワキガ治療ガイド
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