まずは何に対するアレルギーがあるかを確認しましょう
ワキガ治療を始める前に、アレルギー検査を受けることをおすすめします。食べ物によるアレルギーによって臭いが発生している可能性がありますし、体が受け付けないものを知っておけば、適切な治療も受けられるでしょう。
基礎知識ワキガだと思っていても、実は臭いの原因は食べ物だった…という可能性もあります。人によってアレルギー反応を示す食べ物は違い、中には食べると体から臭いを発生させやすくなる食べ物があります。そういった食べ物がないかどうかを確かめるために検査を行います。
一般的に体臭を強くする恐れがある食べ物をご紹介します。
最近は日本人も肉食となり、食べる機会が増えました。お肉は食べると体温をあげるので、汗がかきやすくなって臭いを放つ原因になるとされています。
動物性脂肪に分類される食べ物です。たんぱく質が大腸まで届いてから、臭い成分を作ります。悪玉菌が活発な腸内ではアンモニアが作られて、それが臭いを発する原因となるでしょう。
体内でアルコールが分解されるときにアセトアルデヒドという成分に変わります。血液中を流れていき、汗腺に送られると臭いを発生させてしまいます。
いくつか臭いの原因となる恐れのある食べ物をご紹介しましたが、まだまだたくさんあります。またどの食べ物で臭いが発生しやすくなるかは人によっても違いがあるとお話ししました。
まずは検査を受けてみて、アレルギーの有無を確かめましょう。
薬の成分に対してアレルギーを持っている可能性もあり、ワキガ治療で使う薬が使えないこともあります。外用薬や内服薬で治療をする場合は特に、アレルギーがないかを確かめておく必要があるでしょう。
また処方される薬だけではなく、市販されているデオドラントケア製品などにもアレルギーとなる物質が含まれているかもしれません。どんな成分のケア製品を使うべきか、見極めるためにも検査を受けましょう。
重度のワキガになると、皮膚を切開した治療を行います。その際には麻酔をかけて治療していくのですが、麻酔の成分に対してアレルギーを持っている可能性があります。麻酔をかけてからアレルギーがあった…では大変です。
アレルギーが起こると怖いのは、アナフィラキシーショック。急激にアレルギー症状が出てしまいます。命にかかわることもあるので、重度で本格的な治療を受ける際は、麻酔に対するアレルギーはないか…万が一に備えて確認しておきましょう。
アレルギー検査の方法は、一般的に血液検査・皮膚テストの2種類に分かれます。血液検査は血液を採取して、どんな成分に抗体を持っているのかをチェックします。数値で結果が出るので、見てわかりやすいのが特徴ですし、一度で複数のアレルギーチェックが可能となっています。
ワキガのための検査といっても、血液検査でアレルギーの有無をチェックしておくことが、これからの生活でも役立つはずです。
もう1つの皮膚テストに関しては、アレルギーが出る恐れのある成分を、少しだけ皮膚に付着させて刺激を与えます。その後皮膚がどのように反応するかをチェックしてアレルギーの有無を確認するという方法です。
皮膚の反応が強く出る成分はNG、特に変化がなかったものならOKという判断になります。ただし、アレルギーがある可能性が高いという診断でしかなく、本当にアレルギーがあるかどうかの確定はできません。
食物によるアレルギー以外にも麻酔のアレルギーも注意が必要です。麻酔アレルギーとは、文字通り、麻酔のアレルギーです。症状としては、ショックを起こしたり、動機が起きたり、発熱したりするケースがあります。
ワキガの治療など脇の手術では、全身麻酔をする必要はほとんどありません。局所麻酔で十分。また、使用する麻酔も、歯医者などで使用する麻酔「塩酸リドカイン」を更に薄めたものでも治療を行うことが可能です。
ただし、中にはこの塩酸リドカインそのものにアレルギーがある場合があるので注意が必要。血圧が急激に上昇したり、呼吸が苦しくなったり、場合によってはショック症状になることもあります。そのような事態を未然に防ぐために、クリニックでは、事前の問診を入念に行ったり、微量の麻酔で体質チェックを行います。
それでも心配な人は、アレルギーの専門科で診断してもらうのが、おすすめ。また、これまでに麻酔によるアレルギーがある場合は、きちんと事前に申告するようにしましょう。[1]
気になる臭いを消すためにデオドラント製品などを使っていませんか?そのような一時的な対策では根本の解決はできません。再発しない治療を通じて根本から解決しましょう!おすすめの治療はこれ!
日本形成医外科学会の専門医でもある院長の南部医師が、カウンセリングからアフターケアまで一貫して対応しているクリニック。
複数の治療法に対応しており、特にウルセラドライやマイクロニードルドライ、ペアドライなど、切らない施術に特化しているところが特徴です。
中でもペアドライは小さなお子様にも対応できるワキガ治療機器。再発しやすい子供向けに、一定額で何度でも再治療を受けられる保障制度が設けられている点も注目です。
さくらビューティクリニックでは、ワキガ・多汗症治療をはじめ、美肌やエイジングケア、顔・ボディ・医療痩身や医療脱毛、など様々な診療を扱っています。
わきが治療においては、保険適用が認められている、「剪除法」も行っており、患者の希望に合わせた治療方法を提案してもらえます。
「剪除法」は、ワキの皮膚をしわに沿って切開して、目視でワキガの原因である汗腺を切除する方法で、ポピュラーな治療法でもあります。
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