ワキガの匂いがクミンに似ていると言われている理由
多くの人を悩ませている「ワキガ」には、個人差があると言われています。ワキガといっても人それぞれ臭いの種類も異なり、刺激臭という人もいれば、鉛筆や洗濯バサミに似ているという人もいます。
いずれにしても普通の匂いとは異なる、珍しい臭いであることが共通点と言えるでしょう。また、最近ではエスニック料理に多く使われている香辛料「クミン」にも似ているという意見がみられます。なぜワキガはクミンに似ていると言われるのでしょうか?詳しく調べてみました。
ワキガはタンパク質や脂質などを含む汗の一種で、その人の体から出る体臭そのものでもあります。汗の成分によって香りも微妙に変化するため、必ずしもいつもクミンの香りがするわけではないようです。
「強い臭い」という点において、クミンシードの匂いに似ているという方も多くみられます。クミン独特のツンとしたスパイシーな香りが、ワキガの臭い成分に似ていると感じるようですね。ただし、人によっては鉛筆や洗濯バサミなど、食べ物ではなく特定の物の香りに似ているという意見もあるため、臭いには個人差があるようです。
アポクリン汗腺から出る汗には、さまざまな成分が混ざっています。それをワキの皮膚に棲む常在菌が分解するため、独特な臭いに変化し、外に放たれてしまうのです。クミンと似たような臭いがすることについては、その人の持つ「体臭」や体の中の「成分」、さらには口にした「食べ物」と「常在菌の種類」が関わっていると考えられます。アポクリン腺から出る汗は皆同じでも、その中に含まれる成分には違いがあります。また、それらを分解する常在菌も「表皮ブドウ球菌」「黄色ブドウ球菌」や「真菌」などさまざまな菌類がいるため、菌の種類によってクミンの香りに似るのではないかとも言われています。
汗や血液は、その人が口にした食べものや飲みものが影響しています。特に食べ物については、油ものや乳製品などの摂りすぎで体臭に影響を与えるため、臭いを制御するためには食べ物の質にも気を遣っていくと良いかもしれません。
普段から刺激物や香辛料入りの食べ物が大好きだという方もいるかもしれませんが、スパイスの摂りすぎはアポクリン腺を刺激し、ワキガの原因になると言われています。体臭が気になる場合は香辛料の摂りすぎに注意し、野菜など体臭に影響のない食材を取り入れるようにしてみてください。ただし、食べ物をあまりにも制限すると、かえってストレスを増大させたり健康を損ねるおそれがありますので、注意が必要です。
ワキガは一日で発生するものではなく、毎日の食事や生活習慣などから生み出されるものでもあります。普段からワキを含めた全身を清潔に保ち、汗をこまめに拭き取って、ストレスを溜めないように心がけるだけでも良いですし、食べ物についても偏りのないように心掛けていきましょう。
自分自身の体臭を、「もしかしたらワキガかな?」と気にしている人は、まずはセルフチェックで確認してみてはいかがでしょうか?
気になる臭いを消すためにデオドラント製品などを使っていませんか?そのような一時的な対策では根本の解決はできません。再発しない治療を通じて根本から解決しましょう!おすすめの治療はこれ!
日本形成医外科学会の専門医でもある院長の南部医師が、カウンセリングからアフターケアまで一貫して対応しているクリニック。
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中でもペアドライは小さなお子様にも対応できるワキガ治療機器。再発しやすい子供向けに、一定額で何度でも再治療を受けられる保障制度が設けられている点も注目です。
さくらビューティクリニックでは、ワキガ・多汗症治療をはじめ、美肌やエイジングケア、顔・ボディ・医療痩身や医療脱毛、など様々な診療を扱っています。
わきが治療においては、保険適用が認められている、「剪除法」も行っており、患者の希望に合わせた治療方法を提案してもらえます。
「剪除法」は、ワキの皮膚をしわに沿って切開して、目視でワキガの原因である汗腺を切除する方法で、ポピュラーな治療法でもあります。
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