よく「耳垢が湿っていると、ワキガの可能性が高い」と言われますが、本当なのでしょうか?
ここでは、耳垢とワキガの関係やワキガのチェック法についてご紹介します。
脇臭の強度は10~20歳代で最も高く、30歳代以降は減少する傾向にありました。しかしながら、一方で、高齢者層でも強度の高い被験者は存在し、同世代でも個人差が大きいことがわかりました。「加齢臭」という言葉があるように、体臭は一般的に加齢と共に増加する傾向があると考えられていますが、「腋液」に関しては減少傾向にあることが明らかとなりました。
この資料からわかるように、脇臭は10~20歳代が最も高く、30代以降からは減少するようです。
耳垢とワキガの関係性についてですが、専門家の意見としては「関係はある」と言われています。自己判断をする上でも、耳垢の状態を判断指標とするのは有効な手段の1つでしょう。
外耳道はエクリン腺が存在しないので、通常耳垢が湿ることはないのですが、それでも湿っている場合は、もうひとつの汗腺であるアポクリン腺が原因である可能性が高いです。アポクリン腺が外耳道にあることで、耳垢が湿ってしまうのです。アポクリン腺の活動は一定の休止期間があるので、常時湿っているわけではありませんが、一般的に体の中で最もアポクリン腺が多いと言われる場所は「腋の下」なので、腋の下以外に外耳道にもあるということは、アポクリン腺が多くあるということになります。つまり、ワキガ体質であると考えられるのです。
毎日耳の掃除をしているのに、湿った耳垢が綿棒につく場合は、ワキガ体質であると予想できます。
耳垢が湿っている理由は、そこにアポクリン腺が存在しており、分泌液が耳垢を湿らせているからです。しかし、皮脂腺が人よりも発達していたり、内耳からの分泌物が多い場合などでも耳垢は湿ることがあるので、耳垢が湿っているからと言って、すべての人がワキガ体質と言うわけではありません。
耳垢が湿っていると、ワキガ体質の可能性が大きいですが、その判定方法について詳しくご説明します。
一般的には、耳掃除をしたときにべっとりとした耳垢が取れた場合は、重度のワキガ体質と考えて良いでしょう。そして、綿棒が湿る程度の場合は軽度のワキガ体質です。また、カサカサと乾燥した耳垢の場合は、ワキガ体質ではありません。
耳垢が湿るのは、アポクリン腺が活発に働いている証拠であり、脇の下には多くのアポクリン腺があるので、結果的にワキガとなってしまうのです。
自分が「ワキガかも」と悩んだときは、耳垢をチェックするのが一番手軽にできる方法です。
耳垢以外にも、ワキガのチェックができる方法はあるのでしょうか?
汗をかくとシミはできますが、洗濯をすると落ちますよね。しかし、洗濯をしても黄色い汗シミが落ちない場合、ワキガ体質の可能性が高いです。なぜなら、アポクリン腺による汚れは、タンパク質や脂質などの洗濯では落ちにくい成分がたくさん含まれているからです。「洗濯したのに黄色くシミになっている…」という場合はワキガ体質の可能性が非常に高いでしょう。
ワキガの人は、自分の体臭になれているので自分がワキガであることに気付きにくいです。しかし、ワキガの人の周りにいる人は「この人臭うな…」と思っているので、他人から指摘されて初めて気付く人も多くいます。しかし、ワキガと汗の臭いは違うので、自分がワキガかどうか判断する場合、入浴後に家族や専門医に臭いをかいでもらってワキガかどうかチェックしてみましょう。
ワキガは、優性遺伝(受け継がれやすい遺伝)なので、両親のどちらかがワキガの場合、50%の確率で遺伝します。また、両親ともにワキガの場合は80%の確率で遺伝すると言われています。子供の頃にワキガ臭がしなくても、成長し思春期を迎える頃には臭いが発生する可能性が高いです。
ワキガはデリケートな問題なので、周りの人も指摘しにくいです。しかし、自分でも気付きにくいものなので、この記事をみて「もしかしたら…」と思った人は、セルフチェックをしてみましょう。また、「自分ではわからない…」と言う場合は、専門医に相談してみましょう。
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日本形成医外科学会の専門医でもある院長の南部医師が、カウンセリングからアフターケアまで一貫して対応しているクリニック。
複数の治療法に対応しており、特にウルセラドライやマイクロニードルドライ、ペアドライなど、切らない施術に特化しているところが特徴です。
中でもペアドライは小さなお子様にも対応できるワキガ治療機器。再発しやすい子供向けに、一定額で何度でも再治療を受けられる保障制度が設けられている点も注目です。
さくらビューティクリニックでは、ワキガ・多汗症治療をはじめ、美肌やエイジングケア、顔・ボディ・医療痩身や医療脱毛、など様々な診療を扱っています。
わきが治療においては、保険適用が認められている、「剪除法」も行っており、患者の希望に合わせた治療方法を提案してもらえます。
「剪除法」は、ワキの皮膚をしわに沿って切開して、目視でワキガの原因である汗腺を切除する方法で、ポピュラーな治療法でもあります。
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